STORYBOOKには、
ほかのマッチングアプリにはない
入力項目があります。
「あなたの夢」と、「パートナーと達成したい夢」。プロフィールの最後に、全員がこの2つを言葉にしてから、物語が始まります。
前回の記事(Vol.1)では、価値観やMBTIの分布から「STORYBOOKを選ぶ人」の人物像を考察しました。今回はその続編です。
今回は、この「ふたりの夢」をすべて読み、テーマごとに集計しました。数字と、実際の言葉の両方から、STORYBOOKに集まる人たちがどんな未来を思い描いているのかを読み解きます。
「旅行・お出かけ」
「何気ない日常」と書く
なっても」と書く
※ 本記事は、2026年2月〜2026年8月の入会申請時のプロフィール入力内容をもとに、個人が特定されない形で集計しています。回答者の年齢は中央値28歳で、20代〜30代前半が中心です。回答の引用は、プライバシー保護のため、趣旨を変えない範囲で表現を編集し、性別・年代のみを付記しています。未記入・無効回答は集計から除外しました。
「ふたりの夢」に、
何が書かれていたのか
「パートナーと達成したい夢」の回答を、記述に含まれる内容からテーマ別に分類しました(1件の回答が複数テーマに該当する場合は、それぞれにカウントしています)。
1位は「旅行・お出かけ」で42%。「47都道府県を制覇したい」「世界一周」「海外ディズニー」といった具体的な目的地から、「いろんな景色を一緒に見たい」まで、およそ5人に2人が「どこかへ一緒に行く」ことを夢に挙げています。
しかし注目したいのは、2位と3位です。「笑い合う・幸せ」33%、「何気ない日常・穏やかな毎日」32%。これらは”達成”するタイプの夢ではありません。「達成したい夢」と問われているにもかかわらず、3人に1人が「特別なことではなく、何気ない毎日を笑って過ごすこと」を答えているのです。
特別な出来事ももちろん嬉しいけれど、なんでもない毎日こそが、いちばんの思い出になるような人生を一緒に歩みたい。
男性・20代の回答から今日あったささいな出来事や、小さなラッキーを報告し合う。そんな他愛のない会話を、ずっと続けていきたい。
男性・20代の回答から旅行のような特別な日だけじゃなく、ちょっとした買い物の帰り道のような何気ない時間まで、楽しくなるような関係が理想。
女性・20代の回答から「旅行」と「日常」は、一見すると対照的です。けれど実際の回答を読むと、この2つはひとつの文の中で同居していることが少なくありません。「雨の日は映画、晴れた日は散歩」「たまに旅行に行って、普段はスーパーで買い物」──非日常と日常の両方を、同じ人と分かち合いたい。それがSTORYBOOKユーザーの描く「ふたりの夢」の基本形のようです。
夢は「叶えるもの」より、
「続いてほしいもの」
4位に入った「おじいちゃんおばあちゃんになっても」は18%。およそ5人に1人が、「いつまでも」「何年経っても」「老後も」という時間の長さを、夢の中に織り込んでいます。中でも印象的だったのが、まったく同じイメージが、年代も性別も違う人から繰り返し語られることです。
おじいちゃんおばあちゃんになっても、手を繋いで散歩していたい。
複数の回答に共通する表現年をとってからも、ふたりで甘いものを分け合って食べたい。
女性・20代の回答から歳を重ねたら、ふたりで植物を育てたり、お茶を飲んだり、穏やかな時間を一緒に過ごしたい。
女性・20代の回答から散歩、手を繋ぐ、縁側、お茶。「手を繋いで歩く」は、お付き合いの始まりを象徴する行為ではなく、ここでは何十年も続いた関係の証として語られています。派手なプロポーズや豪華な結婚式を夢に書く人は、実はごく少数です。
「おじいちゃんおばあちゃんになっても」
といった人生の節目
今回の回答で意外だったのは、「結婚・家庭・子ども」といった人生の節目よりも、関係の長さを表す言葉のほうが多く現れたことです。「結婚したい」「子どもがほしい」「家を買いたい」は、ある時点で達成できる未来です。それに対して「おじいちゃんおばあちゃんになっても散歩したい」「何年経っても笑っていたい」は、達成した瞬間が存在しない夢です。
誰かと付き合うことや結婚することをゴールとして描くのではなく、その先に何十年も続いていく関係を夢として描いている。多くの人が「達成したい」と願っているのは、ゴールではなく、関係が続いていることそのものなのだと言えます。
「達成」という終わりがある夢ではなく、
当たり前の毎日をいちばん大切に、
ありがとうと好きを少しずつ積み重ねながら、
辛い日も幸せな日も一緒に過ごしていくこと。
ひとりの夢と、
ふたりの夢は違う
STORYBOOKでは「あなたの夢」と「パートナーと達成したい夢」を別々に聞いています。同じ人が、ひとりの夢とふたりの夢で何を書き分けているのかを比べると、はっきりとした変化が見えてきます。
| テーマ | あなたの夢 | ふたりの夢 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 仕事・キャリア・お金 | 19.9% | 3.0% | ▼ 16.9pt |
| 旅行・世界を見る | 15.5% | 42.1% | ▲ 26.6pt |
| 結婚・家庭 | 14.0% | 11.0% | ▼ 3.0pt |
「あなたの夢」では「仕事・キャリア・お金」が20%で、「自分らしく生きる・成長する」に次ぐ2位。「自分の店を持ちたい」「年収を上げたい」「独立したい」といった、いわば”達成型”の夢が上位に来ます。ところが「ふたりの夢」になると、仕事・お金に関する記述は3%まで下がります。
代わりに「ふたりの夢」で上位に現れるのが、「笑い合う」33%、「何気ない日常」32%、「いつまでも」18%。成果ではなく、関係のあり方を表す言葉です。これらは「あなたの夢」には、ほとんど出てこない言葉でした。
つまり、STORYBOOKユーザーはひとりの夢では「自分がどう生きたいか」を、ふたりの夢では「ふたりでどう過ごしたいか」を描いています。自分のキャリアや成長はきちんと持っている。それを持ったまま、パートナーとの関係には”成果”ではなく”日々”を求めている。
それぞれが自分のやりたいことを思いきり楽しみながら、ふたりでいる時間は、安心して帰ってこられる場所にしたい。
女性・30代の回答からひとりでいても幸せ。でも、ふたりでいるともっと幸せ。そう感じられる日々を過ごしたい。
女性・30代の回答から「続くこと」を、夢にする人たち
STORYBOOKに集まる人たちが描いていたのは、大きなゴールだけではありませんでした。同じ景色を見て、くだらないことで笑って、それを長く続けていくこと。「続くこと」そのものを、夢として描いている人が多かったのです。
STORYBOOKもまた、マッチする瞬間だけではなく、その先に生まれる時間を大切にしたいと思ってつくってきました。STORYBOOKの考え方に近い人が集まったのか。それとも、誰かとの未来を真剣に考えたとき、自然と似た場所にたどり着くのか。それは、このデータだけではわかりません。ただ、私たちがつくろうとしてきた場所と、ここに集まってくれた人たちが思い描く未来が、同じ方向を向いている。そのことが、今回いちばん嬉しかった発見でした。
きっと、いい出会いとは
「理想の人を見つけること」だけではありません。
まだ物語の始まっていないふたりが、
同じ景色を見たり、くだらない話をしたり、
ときにはすれ違ったりしながら、時間を重ねていく。
そして、あとから振り返ったときに
「あれが、ふたりの物語だったんだ」と思えること。
STORYBOOKがつくりたいのも、そんな出会いです。みなさんの言葉を読んでいたら、STORYBOOKがなぜこの場所をつくっているのかを、私たち自身もあらためて教えてもらった気がしています。
あなたが、ふたりで叶えたい夢は
何ですか?
同じ景色を見て、くだらない話で笑って、
それを何十年も続けたい人が、STORYBOOKにはいます。
ダウンロード無料
※ 掲載している回答例は、個人が特定されないよう、趣旨を変えない範囲で表現を編集しています。
※ 前回の記事:Vol.1 STORYBOOKユーザーの特徴とは?データから見えた価値観と傾向を考察